フィボナッチエクスパンションの引き方と使い方をMT4で解説

フィボナッチエクスパンションで未来を予測して値幅観測する使い方と引き方をMT4で解説します。

フィボナッチエクスパンションとは現在のトレンドがどこまで伸びるか予測してくれるフィボナッチのツールです。

値幅観測はフィボナッチリトレースメントでもできますがフィボナッチエクスパンションは未来を予測して値幅観測する専用のツールです。

フィボナッチリトレースメントは一つのトレンドの安値と高値の2点を結んで予測しますがフィボナッチエクスパンションは3点を結んで値幅観測します。

実際にどこを結んでフィボナッチエクスパンションを使用するのか説明していきます。

フィボナッチエクスパンションの引き方と使い方

ドル円の4時間足チャートで説明していきます。

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MT4上部のツール一覧の中からフィボナッチエクスパンションを選択します。

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次にトレンドの最安値にカーソルを合わせてドラッグします。

※オレンジの丸で囲った箇所が最安値です。

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トレンドの最安値から上昇が一服した箇所にドラッグします。

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赤い点線をダブルクリックして微調整していきます。

111.80付近で反転して下落していますね。

フィボナッチエクスパンションがしっかりと機能している証拠です。

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こちらはドル円の日足チャートですが、113.20付近にFE100.0があり115.50付近にFE161.8があります。

ドル円がこのまま上昇を続けたら113.20付近と115.50付近がサポートにレジスタンスになる可能性がわかります。

フィボナッチエクスパンションは使えるのと使えないのではFXトレードに影響してきますので身に付けておくと良いですよ。

フィボナッチエクスパンションを使わずに値幅観測する方法もある

わざわざフィボナッチエクスパンションを引いて値幅観測するのも面倒だなぁと思ったらダブルトップやダブルボトムまたは一つのトレンドの値幅を調べて値幅観測ができます。

例えばダブルトップの値幅が100pips だったらダブルトップをブレイクしてどこまで下げたら一旦の下落が収まるのか予測するにはブレイクポイントから100pips のところで下落が収まる可能性があります。

ダブルボトムもダブルトップの考えと同じでダブルトップの値幅が100pips だった場合ブレイクした後に上昇が収まる可能性がある箇所は100pips 動いたところです。

一つのトレンドの値幅が100pips だった場合はブレイクポイントから100pips ではなく一つのトレンドの押し目や戻りが入った箇所から100pips 先が一旦値動きが収まる可能性があるポイントになります。

このようにフィボナッチエクスパンションを使わずに値幅観測をすることは可能です。

値幅観測のメリット

利益確定のポイントがわかるから利益を最大限に伸ばせる

利確ポイントがわかるから逆張りにも使えて他のシグナルと合わせれば少し強力なシグナルになる

値幅観測が使えればFX の値動きが自分で予測できて利益を伸ばせることや他のシグナルと併用することも出来てトレード手法の幅が広がります。

値幅観測のデメリット

値幅観測のデメリットは特にありません。

値幅観測で予測したポイントまで届かないことがあることがあるくらいでしょうか。

予測できないより予測できた方が確実にいいことなので値幅観測はやったほうがいいでしょう。