移動平均線(MA)の設定・使い方・手法までわかりやすく解説

移動平均線(MA)について説明します。

移動平均線とはレート価格の終値の平均値が線になったものを移動平均線と言います。
例えばドル円の価格が100円で終値が確定して次のローソク足で110円で終値が確定したとします。
この場合の平均値は105円になります。そのため移動平均線は105円の位置に表示されることになります。
ですが、移動平均線にはパラメーターと言って何日間の平均をチャートに表示させるか設定ができます。
よく使われている移動平均線のパラメーター設定は5、10、20、21、25、50、75、90、120、200、233などになります。
パラメーター20を使った20日間の平均で移動平均線はチャートに表示されます。
ですので、20日間の平均値がチャートに表示されます。
移動平均線の使い方は利用者が使いたい数値で使っているので正解のパラメーターは特にありません。
しかし、移動平均線とかRSI は何故チャートで反応して機能するのかというとみんなが使っているから機能するのです。
ということは移動平均線も皆が使っている数値を使った方が機能しやすくなります。
FX 初心者の方はどの移動平均線の数字がよく機能しているかチャート分析して検証してみましょう。

移動平均線には4つの種類がある

Simple、Exponential、Smoothed、Linear Weightedの4種類です。

日本語では単純移動平均(SMA)指数移動平均(EMA)平滑移動平均(SMMA)線形加重移動平均(WMA)と言います。

この4種類の移動平均線の中からお勧めは指数移動平均(EMA)です。

FX トレーダーの中には単純移動平均(SMA)を使われている方も多いですが私はEMAを使います。

実際にチャートに4種類を表示させてみてどれが一番反応しているか確認をしてみるといいでしょう。

移動平均線を使った代表的な手法

移動平均線を使ってトレードするFX トレーダーはとても多くいます。
その移動平均線で代表的な手法をご紹介します。
ゴールデンクロス、デッドクロスという名前であります。
非常に有名な移動平均線を使った手法です。
ゴールデンクロスは短期移動性平均線が長期移動平均線を下からクロスした場合に発生するシグナルです。
デッドクロスは短期移動平均線が長期移動平均線を上からクロスした場合に発生するシグナルです。
短期移動平均線とは2本移動平均線を表示させてパラメーター数値が短い方を短期移動平均線といいます。
長期移動平均線とは2本移動平均線を表示させてパラメーター数値が長いほうを長期移動平均線といいます。
※ゴールデンクロス、デッドクロスを説明するときに使う説明となります。初心者の方にわかりやすく説明するために私が考えた説明です。

短期移動平均線、長期移動平均線を説明する場合に5〜15を短期移動平均線、16〜90を中期移動平均線、91以上は長期移動平均線と開設される場合もあるかもしれません。

ゴールデンクロス、デッドクロスの話に戻りますが、ゴールデンクロス、デッドクロスの代表的な数値は短期移動平均線が5、長期移動平均線が25の場合が一般的です。
※長期移動平均線の数値は20、21などもよく使われます。

FX 初心者の方はぜひ、移動平均線のことを勉強して理解しておくと今後のFX トレードまたはチャート分析に必ず役立ちます。

ゴールデンクロス、デッドクロスを応用したパーフェクトオーダー

パーフェクトオーダーはたくさんの移動平均線を表示させて全ての移動平均線が右肩上がりまたは右肩下がりになることを言います。

パーフェクトオーダーで有名なFX トレーダーといえば陳満咲杜(ちん・まさと)さんです。

FX の勉強をするために書店に行くとパーフェクトオーダーのことについて詳しく書かれた書籍が見つかると思います。興味がある方は一度読んでみると勉強になるかと思います。

参考: まだまだある移動平均線を使ったFX手法(グランビルの法則)